スキルス胃がん末期の在宅看護に、民間療法も独自に取り入れてみました。

 

看護師さんは、「ご本人が心地よいと思うものであれば何でもやってみていいですよ」と、私たちの取り組みを応援してくださいました。

試してみたのは以下の民間療法。

 

●温熱療法
●ビワの葉温灸&こんにゃく湿布
●しょうが湿布
●リフレクソロジー(足つぼ)
●アロマテラピー
●音楽療法
●そばパスター
●マヌカハニー

 

病院に入院していたら絶対にできなかった民間療法。
効果があったかどうかはわかりませんが、少なくともやっている間、とても気持ち良さそうに見えました。
それぞれの効能や方法について、書き留めておこうと思います。

 

温熱療法

記録には出てきませんが、カイロでおなかを常に温めていました。
母が「温めると楽になる」とよく言っていました。
我が家で使っていたのは、天然ラジウム鉱石を粉末にしてゲル状物質に混ぜたもので、「お利口さん」という温熱グッズ。
普通のゲル状カイロよりも温かさが持続し、岩盤浴と同じ効果があるといいます。父のがんのときに買ったものが再度活躍しました。結構高いですが、お値段分の効果はあったと思います。

 

ビワの葉温灸&こんにゃく湿布

↓こちらで紹介されていた方法です。
「癌(がん)と闘う家族のブログ」
(更新が2013年で止まっているのですが、ブログ主様ありがとうございました)

日本では奈良時代から僧侶が人々を治癒していたとされる療法。
ビワの葉に含まれるアミグダリンという成分が殺菌・鎮痛に効果抜群で、がん細胞を消滅させるとも言われています。


画像拝借(びわのゆめ

 

我が家では、ハガキ大の木綿の袋を用意して熱したこんにゃくを入れて葉っぱの上に置いていました。(裁縫上手な妹が作ってくれました)

 

がんの痛みかどうかわかりませんが、母はよく肩が痛いと言っていました。
その場所にビワの葉をあてて30分ほど温めると痛みが消えたそうです。
実は半信半疑だったので、「不思議だね〜」と、母も私たちも驚きました。

こんにゃくは保温力が結構すごくて、じんわり長くあたたかさが続きます。
冷え性対策にも使えそうです。
お湯であたためることも意味があるそうで、レンジだと電磁波を帯びるので良くないという記事も見かけました。

しょうが湿布

生姜湿布は血行を良くし、解毒作用があり腹水に有効といわれています。

しょうが湯は、小さな木綿の袋にすりおろしたしょうがを入れ、30分程度煮込んで作りました。熱湯にタオルをつけて絞るときは、ゴム手袋をすると熱くありません。
できるだけ熱くホカホカな状態でおなかにおきます。
これが非常に温熱効果があり、腹水による圧迫感が和らぐらしく、母は「すごく気持ちいい〜」と言っていました。
また、しょうがの香りもリラックス効果があるようです。
利尿効果もあるようで、湿布のあとは何度も尿意が起こりました。

 

新・がん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院
↑こちらのサイトも参考になりました。

 

リフレクソロジー(足つぼ)

↓これに足ツボマッサージで痛みが軽減したと書いてありました。
スキルス胃がんの患者さんブログ「人生の午後〜スキルス胃癌と私〜」
(こちらも2015年に更新が止まっていますが、ブログ主のツチノウツワ様、大変参考になる記事をありがとうございました)

反射区の図を横に置き、部位を意識しながらマッサージするようにしていました。


↑足ツボマッサージするときに便利だった半円形のまくら。

 

このほか、アロマテラピーを本格的に勉強したり、音楽療法(ソルフェジオ周波数)がよいと知ってタブレットにつなぐスピーカーを買って聞かせてみたり。

にわか仕込みの効能ウンチクを語って聞かせながらあれこれ試しておりました。

●あたらしい アロマテラピー事典
●聞くだけで心も体も痛みが消えるソルフェジオ周波数CDブック
●自律神経を整えて超健康になるCDブック (CD2枚付録:イギリスの特殊音響&名医が奏でる癒し音)

 


LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW

 

その他の民間療法


・そばパスター(腹水によいとされる)…やってみたけど、やり方が悪かったのか今イチ効果は実感できず。

 

・マヌカハニー …はちみつ。免疫力アップ、殺菌効果、アトピーやがんに効果ありという説あり。
しょうが紅茶に少し入れて飲んでもらうようにしましたが、そもそも飲食できない状態だったのでほとんど試せず。

 

・イメージ療法(サイモントン療法)

 

・乳酸菌生産物質

 

 

 

ビワの葉は、実家の庭に大きな木があるのでそこから採取。
葉っぱをお腹におきながらあっためるという光景は、その療法を知らなければ何かの宗教のようです(笑)

母はこの療法を知っていました。
以前、知人がたびたび「ビワの葉を分けてほしい」と来ていたそうです。
「なんぼでも持ってってーと軽く話していたけど、今考えるとあの人の旦那さんがガンだったのかもなー」と言っていました。
このようなさまざまな試みの間、母とたくさん話すことができました。
この時間を過ごせたことが今となっては私にとっての宝物です。

 

世の中には、がん患者や家族をカモにした悪徳商品や商法がたくさんあります。
ちょっとググると、本当にたくさん広告が出てきます。
父のがん闘病中に、何度か手を出しそうになりました。
「がん完治」「奇跡の回復」といった広告は、十中八九、藁をもすがりたい人々の弱みに付け込んだ商法です。仮にこれで治ったというケースは、おそらく「治ると信じる心」による免疫力向上によるものでしょう。
そんな誇大広告などしていない、昔ながらの民間療法の方がよっぽど信頼できる方法だと思います。(お金もかかりませんしね〜)

昔の人の知恵には、ちゃんと根拠があるんですよね。
緩和ケアという視点では、もっと注目されてもよい気がするのですが・・・。

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