個人再生を選んだ理由

倒産の危機に瀕した会社の救済策に「民事再生」という法制度があります。
それの個人版が、「個人再生」です。
(ちなみに個人再生には「小規模個人再生」と「給与所得者等再生」の2種類があり、サラリーマンの方はどちらを選んでもよいのですが、私の場合は自営業者なので「小規模個人再生」以外は選べません。)

 

借金の額・清算価値・今後の見通し、これらを見比べて自分にとってもっとも経済的にも精神的にもダメージが少ないと判断したのが、個人再生です。
ローンの残る住宅に住んでおり、それを売却しても借金が返せない。
そのほかにも売却できるような資産がない。
だけど少しずつなら安定して返済できる見込みがある。
そのような人の救済策です。

一応、自己破産パターンも弁護士さんと試算してみました。
これだと確かに全額借金が消えますが、自宅は手放すことになります。
借金から解放されるまでの期間は圧倒的に早いですが、その後は子どもたちと3人で生活するための手頃な賃貸住宅を探すことから始めなければなりません。
おそらくその賃貸の住居は、広さや使い勝手など現在よりも不便を感じるものとなるでしょう。

今の家がそんなに素晴らしいわけではないですが、14年間住んできた心地よい空間であり、近隣の友人関係にも恵まれ、快適に暮らしてきました。
もし自己破産して借金がなくなったとしても、毎日慣れない住まいに不満を感じながら過ごすのはとんでもなく人生の損失だと思うのです。
苦労を考えると見合わないと私は思いました。
それに主債務者は無傷で連帯保証人だけが生活激変なんて理不尽すぎ。
法を味方にした自己防衛手段でありささやかな反撃が「個人再生」というわけです。
(でももし債務が億単位だったら自己破産を選んでいたでしょうね〜)

 

離婚して2年、連帯債務は想定内。
今はもう、元オットのことは恨んではいません。
しかし生活環境を変えると、毎日思い出しては恨んでしまいそうです。
だから生活環境は変えず、支払うものは払って、過去にとらわれずきれいさっぱりしたい。

9月に弁護士事務所に正式依頼をし、申し立ての準備が始まりました。

 

申し立て準備

裁判所への申し立ては11月1日でしたので、実質準備に約1ヵ月半かかったことになります。
申し立てに必要な提出書類は膨大な量になりました。
清算できる資産を持っているかどうか、圧縮した借金はちゃんと返せるのか、そういった裏付けの資料です。

「借金を減らしてください」という図々しい申し立てなのだから当然です。

特に私の場合、在庫をもたない自営業ということで「収入面が安定していない」とみなされるので、事業の安定性を主張するために売上の実績・見込みを出すように弁護士さんから指示されました。

本来は、申し立てに必須なのは食費や学費などといった家計簿だけで大丈夫なのですが、裁判所から指摘される前に事業の現状も出しておいた方が万全だろうという弁護士さんのご判断です。
これが「給与所得者」だと、ずっと簡易でよいそうです。
おそらく準備にも、こんなに時間はかからないと思います。

申し立てのために準備した書類は以下の通り。

・家計簿2ヵ月分(8月・9月)
・事業の実績と見込み(H28.1〜29.3月)
・クレジットカード残高ゼロの証明
・過払い金がないことの証明
・保険を解約した場合の払戻金額明細
・自分名義の通帳過去2年間の記帳
・リース物件明細、車検証コピー
・前年度確定申告書、住民票、課税証明書
・陳述書

 

申立書類一式を提出して、通常1週間から10日くらいで、裁判所の担当者から何らかの質問が来るそうです。
この質問がくれば、申し立ては裁判所の処理案件として「軌道にのった」と言えるそうです。

11月1日、申し立て書類提出。
しばらくドキドキしながら待ちました。
個人再生の道のり(3)に続きます。

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